2007.12.24 日本PTC/USER会

ガイドライン発行にあたって

機械設計業務において、3次元設計が定着し3Dモデルを活用したものづくりも広く行われるようになっています。一方で製造現場での図面のニーズは変わらず、設計側では従来の2D図の作成を強いられています。また、これを解決する手立てとして補完図が導入されていますが、当事者同士の取り決めで運用されており一定の範囲での効果しか得られておりません。そこで、3次元CADの普及による設計情報の新しい伝達方法として注目されている3D単独図の実際的な活用方法に関するガイドラインの策定を行い、実際の業務での利用提案を行っております。

バージョンアップのポイント

本ガイドラインVer3.0リリースにあたり前バージョン(Ver2.1)からの主な変化点は以下の通り
  • 1) 3D単独図規定部分のJAMA/JAPIA 3D図面ガイドライン-3D単独図ガイドライン-V1.0)への準拠3D単独図の表記方法は、業界に依存せず共通化される必要があるため、ISO16792とこれに準拠して策定されたJAMAガイドラインへの準拠。(なお、JAMAガイドライン策定活動へは、本フォーラムメンバーも協力委員として参画しております。)
  • 2) 活用提案にフローを追加、及びそれに伴う見直し
3D単独図を導入すると、現在の業務が具体的にどの様に変化し、どの様な効果が得られるかを開発主要17業務において業務フローと導入効果を明記しました。(下図)

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3D単独図活用ガイドライン 第3.0版 (2007.12.24) (PDF版 10MB)ダウンロード
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3D単独図活用ガイドライン 第3.0版 (2007.12.24) (MS-WORD版 28MB)ダウンロード
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謝辞

本ガイドラインを作成するにあたり、(社)日本自動車工業会電子情報委員会 デジタルエンジニアリング部会、及び(社)日本自動車部品工業会 電子情報化委員会 CAD 部会にて構成されている3D図面標準化ワーキンググループの皆様、及び長年にわたり本フォーラム事務局として御協力いただきましたPTCジャパン芸林氏、松田氏に対して心より御礼申し上げます。

最後に

本ガイドラインの策定は、3D-CADの導入が始まったときから始まった「モデルと図面併用問題」に関する一つの解答として3D単独図を普及展開をはかることを目的に手探りで活動をスタートさせました。しかし最近では、JAMA、JEITAなど業界団体においてもガイドラインの策定やリリースがなされ、製造業全体での大きな流れになってきました。このため、本フォーラムの活動は微力ながら当初の目的を達成したとして、このガイドライン(Ver3.0)を発行をもってフォーラム活動は休止いたします。この場をかりまして、本活動に御協力をいただきました先のJAMA・JAPIAの方々をはじめ多くの方に心より御礼申し上げると同時に業界の壁を越えた標準化が実現することを願います。(編集委員一同)